[益田市]大喜庵
雪舟が晩年を過し東光寺が焼失した跡地に建てられたお寺です。 当時は吉田平野をこえて日本海を望む様子が、中国の洞庭(どうてい)・瀟湘(しょうしょう)の景をそのまま眼下に展開させる趣があり、その風景を雪舟が好んだことと、戦乱の世にありながら益田領が「弓の音聞かぬ国、鞆の音聞かぬ国」としての平和郷であったことが、雪舟にこの地を選ばせたと思われています。 清水を湛えた霊巌泉は、硯や茶の水に使ったともいわれています。雪舟の墓(市指定文化財)は裏の墓所にあります。